市原悦子の「君の名は。」での役名は?オファーされた理由はあのアニメだった?
女優の市原悦子さんが惜しまれながら旅立たれました。個性的なあの語り口と演技は他に替わる人が思いつきませんよね。国民的ドラマになった「家政婦は見た」は「私。。見ちゃったんです。」のお決まりのセリフで大人気になり、のちのヒットドラマ「家政婦のミタ」のタイトルの元となりました。最近ではあのメガヒットアニメ映画「君の名は。」にも出演しています。どんな約柄だったんでしょうか?オファーの理由と一緒に探ってみましたよ。
市原悦子さんプロフィール
名前:市原悦子 本名:塩見悦子
生年月日:1936年1月24日
没年月日:2019年1月12日
出身地:千葉県千葉市
身長160cm
血液型:A型
学歴:千葉市立末広中学校〜千葉県立第一高等学校〜早稲田大学第二文学部
「君の名は。」での役柄は?
数々の映画・ドラマで重要な役どころを演じてきた市原さんですが、近年ではあのメガヒットアニメ映画の「君の名は。」に声優として出演されていますね。
その役は宮水一葉(みやみずひとは)です。主人公宮水三葉のおばあちゃんですね。宮水神社の神主で三葉の母である娘二葉が亡くなって、三葉の父・俊樹勘当同然にが家を出た後、家系である神社の伝統と風習を守りながら、三葉と四葉を女手ひとつで育ててきました。
やさしくも芯のある飛騨弁が印象的でしたね。孫の三葉や四葉に神社の伝統を語り継いでいく。特に現時点の後継者である三葉に対しては時に厳しく、時に優しく接する。そんな凛としたおばあちゃんに市原さんの声がもうピッタリでしたね。まさに物語を深める重要な役でした。
オファーされた理由と受けた理由は?
新海監督は市原さんの訃報をうけて
市原悦子さんのご訃報、信じがたく、とても残念です。僕は「まんが日本むかしばなし」で育ちました。「君の名は。」の収録で初めて市原さんにお会いした瞬間、初めてセリフをいただけた時の感動、披露試写であたたかいお言葉を頂いた時、すべてつい昨日のようです。
新海監督は「まんが日本昔ばなし」で育ったからこそ、この重要な役に市原さんを抜擢したんでしょうね。
市原さんは「君の名は。」では都会に憧れる若者たちの、掴みどころのない、希望と不安で揺れているような心情が描かれていて、それは私には新鮮で触れたことのない世界でした。分からないからこそ面白くて、やってみたいと思い受けさせていただきました。とコメントしています。
すでに十分なキャリアと実績があるのに、わからない世界にチャレンジする。常にトップを走っていた市原さんのチャレンジ精神が垣間見えますね。
女優としても声優としても唯一無二の存在だった市原悦子さんの冥福をお祈りします。