落合福嗣の膝が割られた?野球を断念した理由は?悪ガキから声優へ
あの伝説の三冠王落合博満さんと落合信子さんの息子・落合福嗣さんが声優の道を志してから4年。アニメ「グラゼニ」の主人公・凡田夏之介役をつかみとり、第13回声優アワードで新人男優賞を受賞しました。
声優デビューしてからわずか4年で主人公をやって新人賞受賞ってすごいですよね。超有名野球選手の子供という事ですから、フクシくんの愛称で小さい頃からなにかと注目されてきました。いろいろな悪ガキ伝説から野球を諦めるしかなかった壮絶な過去もあるみたいなんです。そんな落合福嗣さんに迫ってみます。
落合福嗣さんのプロフィールと悪ガキ時代
落合福嗣(おちあいふくし)さんは落合博満さんが当時所属していた中日ドラゴンズの本拠地・名古屋で生まれました。1987年8月20日生まれの現在31歳。身長は186cmもあります。そしてフクシさんには幼少期の数々の悪ガキエピソードがありますね。
・記者を蹴った
・靴の中にアイスを突っ込んだ
・記者の持ち物を隠した
・女子アナのスカートにもぐった
・女子アナの胸をもんだ
・家の中でおしっこを漏らした
・札束をばらまいた 等々
こういう話ってホントの話とウソの話がごちゃませになっていわゆる盛った話が一人歩きするもんだと思うんですけど、福嗣さんによると全て事実で誇張されて伝わったものはないそうです。だとすると結構やってますねー。まさにやんちゃな悪ガキです。
ただこの当時は毎日試合でほとんどウチにいない父・落合博満と過ごせる休日が本当に少なく限られていたのに、その休日でさえ記者たちが押しかけて父との時間を与えてくれなかった。記者(大人)たちからお父さんを取り戻すための闘いだったそうです。
それが数々のいたずらとやんちゃな言動になっていたんですね。

金属バットで膝を割られた?壮絶ないじめで野球を断念
中学時代はその恵まれた体格から軟式野球チーム「世田谷ウイングス」の大型内野手として活躍していましたがその頃から壮絶ないじめがあったそうですね。チームのOBから「お前のおやじの解説が生意気だ」と理不尽な因縁をつけられて両膝を金属バットで割られたんです。ものすごい暴力ですね。傷害事件ですよ。それでも福嗣さんは練習でケガをしたと話したそうです。
高校に進学してもいじめは続き、7人から袋叩きにされたりして不登校になり、自殺も考えるようになってしまいました。母・信子さんもそんな息子に寄り添い「一緒に死のうか?どうやって死ぬ?」と10通りの自殺の方法を考えて福嗣さんに伝えました。
そんなやりとりをするうちに福嗣さんも思いとどまり、信子さんの枕元に「本当は死にたいんじゃなくて、解決したいんだ。死にたいと言ったのはどうすればいいかわからなかったからだ」という内容の手紙を置いたそうです。
野球部を辞めてしまった息子・福嗣さんを野球選手にするという夢をを諦めきれなかった信子さんは父・落合博満さんに相談したそうです。息子の走る姿をみた父は、「膝が内側にはいっている。ダメだなあ。」ケガの後遺症ですね。この一件で野球への道は断念したそうです。
タレントから声優へチャレンジ
国士舘大学21世紀アジア学部を卒業後、タレント業をしていましたが、声優を志してアミューズメントメディア総合学院東京校声優タレント学科に入学。2015年から青二プロダクションに所属します。
情報番組のナレーションで生島ヒロシさんからも絶賛されるなど、着実にステップを踏んで野球アニメ「グラゼニ」で主役を射止めました。野球から離れた福嗣さんが野球アニメに関わることになったわけです。なにか感慨深いものがありますね。
今回の新人男優賞受賞でさらに声優としてステップアップしていくのは間違いないでしょうね。