なつぞら 第7週感想&第8週あらすじ 天陽との別れが哲学的!
なつは自分の夢に気づいて、東京へ行くことを決心しましたね。泰樹に本当のことを打ち明けられずに悩み、帯広・雪月のとよさんや天陽に励まされて背中を押されて泰樹と向き合う週になりました。
第7週感想 なつと泰樹の気持ちがせつない
なつが東京に行くという事は幼いころからかかわってきた酪農とすなわち泰樹(草刈正雄)を裏切ることだと自分を責めちゃうんですね。本当の家族ではない遠慮とわだかまりがずーっとなつの中にあった。
泰樹はなつに酪農を任せて柴田家を継いでもらいたいという気持ちが強くなるあまり
照男との結婚作戦を強引にすすめてなつを傷つけてしまうんですね。なつと泰樹の気持ちが画面からもあふれ出ていて観ていて切なくなってきますね。
泰樹もなつも不器用ですれ違ったりぶつかったりしちゃうんですけど、2人とも雪月・とよさんのアドバイスでお互い向き合えるようになりました。なつが東京へ行く本当の理由を泰樹に伝えた時の泰樹のセリフにはウルっときましたね。
「なつ東京へ行け!東京を開拓してこい!」
第8週あらすじ なつよ、東京には気を付けろ!
なつは雪月の雪之助(安田顕)と雪次郎(山田裕貴)と一緒に上京して新宿の川村屋にやってきた。雪次郎は父と同じくここで修行するため、なつは6月の東洋動画採用試験までここで厨房の雑用をする。
ムーランルージュの歌手煙カスミ(戸田恵子)に教えてもらい、咲太郎の母親代わりの岸川亜矢美(山口智子)の店「風車」を訪ねる。そこで酔った勢いで雪之助は「なつは北海道で苦労して育ち、今は川村屋で兄の借金を返すために働いている」とでたらめを言ってしまう。
数日後、その話を真に受けてなつを連れ出そうと咲太郎が川村屋になつを訪ねてくる。強引に「風車」に連れていかれてここで暮らせと言われるがなつは、咲太郎と亜矢美の絆に入って行けず帰ってきてしまう。
ふたたび川村屋を訪ねた咲太郎は真実雪之助親子から本当の話を聞いて、なつの夢を応援することを誓う
天陽との別れは哲学的なセリフ
東京行きを泰樹に賛成してもらってなつが天陽に報告しに行くシーン。「俺は(なっちゃんを)待たない。頑張ってこい!なっちゃん」お互い北海道と東京でそれぞれ成長しようっていうことですね。
「どこにいたって、俺となっちゃんは広いキャンバスの中でつながっていられる」って哲学的なセリフですけど完全にプロポーズですよね。
天陽のモデルは北海道の画家・神田日勝(かんだにっしょう)とされているようですね。神田日勝は東京から北海道に疎開して馬の絵を認められた画家ですが、32歳でなくなられているようなので、なつとの結婚があるかは微妙なところです。
全てが史実どおりの脚本ではありませんが、将来もし、なつが天陽の訃報を聞くなんてシーンがあったら胸が痛みますね。