バレーボールでケガ!? 親にできることとは?

      2018/10/20

部活動一生懸命打ち込んで、毎日遅くまで練習、練習。知らずに疲れがたまってきて身体のアクシデントをおこしてしまう。スポーツとケガは切っても切れない関係です。今回はバレー部とケガについて考えてみます。


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バレーボールの怪我は重症化しやすい


バレーボールで1番多いケガはジャンプした時に転がってきたボールに乗ってしまっての捻挫です。試合中にボールがコートに転がってくることはほぼ無いですから、これは練習中のケガです。


試合中はブロックでジャンプした後の着地で他の選手の足に乗ってしまっての捻挫が多いです。乗られた方より乗った方が圧倒的にケガをします。


他のスポーツが平地で捻挫するのに対してバレーボールはボールや人の足の上で捻挫しますから、捻りの強度が強くなってしまって重度の捻挫になりやすいのだそうです。


捻挫した直後はアイシングやRISE治療法でケアしましょう。専門家ではないので詳しくはかけませんが、すばやく処置するに越した事はないでしょう。


長い間の疲労が溜まって故障の原因に


突発的に起きたケガとは別に長年の疲労が溜まって故障を繰り返す場合もあります。


小学生からアタッカーとして中学・高校とバレーボールを続けてきた選手は何回もジャンプをしてきて足首や膝に相当な負担をかけています。


捻挫や大きなケガは普通に歩くこともできませんから、当然しばらくの間練習も、試合にも出れません。でも疲労の溜まった状態での足、膝、腰などの痛みは我慢しちゃう選手もいます。レギュラーを外されるなら多少の痛みはこらえちゃうんですよね。その結果ますます状態を悪化させてしまいます。


選手生命にかかわる事態にもなりますので、監督はあえてケガには触れず、プレーにダメ出しをしてその選手を休ませるために試合に出さないという選択をする事もあるそうですよ。


長引くケガは本人も周りもつらい


私が見聞きしたなかでは高校生になってのケガは結構長引く印象があります。
前述のように小学生からやっていた子は疲労の蓄積があるし、体重も増加しているので大きなケガになりやすいという事でしょうか?


長女のチームメイトは同じ箇所の捻挫を繰り返して手術が必要な程悪化させてしまいましたし、次女の先輩は前十字靭帯を断裂して次女が入部した時からずーっと松葉杖です。どちらも高校生の話です。


長い期間プレーできない、試合も練習も出来ないというのは、もちろん本人が一番キツイのですが、見ているこちらまで辛くなります。


3年の間にコートに戻れれば良いですが、間に合わずに引退する選手もいます。それでも復帰を信じて頑張り続けた事は間違いなく本人のマインドを成長させています。
悔しさをバネにバレーボールの指導者になるため先生になった人も知っています。


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もしわが子が大きな怪我をしてしまったら?


親としては、まず治療に専念させる事が重要ですから、お医者さんの見解を聞いて復帰までにかかる期間をなるべくストレスなく過ごせるようにしてあげましょう。


監督や先輩達は評判の良いスポーツ外科の情報を持っているので紹介してもらいましょう。


完全にオフがあるなら、普段できない事を気晴らしにやるのも良いかもしれません。


体重があまり増加しないように食事には気を使ってあげましょう。
団体スポーツの主力選手のけがはチームにも大きな影響を与えてしまいます。本人の落胆や焦りは相当なものになると思います。身体を治しながら心を鍛える期間になるのかもしれません。


強豪校でも週一日は練習を休みにして身体のケアをする日設定しています。


疲れて帰ってきて億劫でもシャワーで済ませず湯船につかって身体をほぐしましょう。


ケガをしないことが一番良いに決まっていますが、もしケガをしてしまったら、スポーツに打ち込む子どもと向き合う良いチャンスととらえてこのピンチを乗り切りましょう!


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