子どもをバレーボール好きに育てる接し方とは?年代別に考える。
2018/07/02
バレー部を応援していく以上、選手(子ども達)と保護者も良い関係をつくっていきたいですよねー?チームのサポーターですからわが子以外との関わり方も大切です。娘のバレーボールを小学生から高校生まで見てきた経験から子どもの年齢別に考えてみます。
小学生低学年は遊び半分 バレーボール半分から
小学校低学年からバレーボールを始める子も多いと思いますが、この年齢はバレーボールだけに集中するという事がまだ難しいです。初めてのボールは固いし、痛いし、オーバーハンドパス、アンダーハンドパスまだやった事もありません。練習だけを無理にやらせてもすぐ飽きてイヤになってしまいます。
なので初めは遊びの要素も取り入れて子どもが飽きないよう練習して、遊んでととにかく「バレーボールって楽しい!」と思わせる事が大切です。
指導者的に一番忍耐を必要とするところですが、この年齢でバレーボールが好きになるかどうか決まるので将来のバレーボーラーが育つかどうか非常に大事なところです。
保護者も遊びに付き合って1人でもバレーボール好きな子どもを増やして行きましょう!
小学校高学年は元気よくあいさつ!
小学校高学年になるとバレーボールの技術も身についきて、試合もできるようになります。自分1人でやるのではない団体競技の楽しさ、難しさもわかってきます。ルールを守ったり、元気に挨拶する習慣を身につけさせるために、まず大人の方から元気にあいさつ、声掛けをしていきましょう。あいさつがしっかりできないと試合中も声の出ないチームになってしまいます。バレーボールの技術に関しては監督・コーチにお任せするとしてそれ以外の部分を保護者でカバーしていきましょう。
中学生はフレンドリーにつきあってみる
中学生は顧問の先生に対する言葉遣いや態度、先輩後輩との上下関係など初めてのタテ社会へ足を踏み出します。そんな時に保護者はどんなふうに子ども達と関係を作れば良いでしょうか?
ここは意見の分かれるところかもしれませんが、私はなるべくフレンドリーに付き合ってきました。中学生は生意気盛りですから基本的に保護者に対しても敬語を使わずにため口をきいてきます。もちろん保護者や目上の人に対する言葉遣いはきちんと教えなくてはいけないところですが、あまりにも厳格にしずぎると子供たちは離れてしまい、心を開かなくなってしまいます。先生、先輩にきちんとした態度ができていれば、親父としては少し友達感覚でフランクに声をかけたほうがあまり窮屈にならずに応援できるのではないでしょうか。
試合の前後なども冗談交じりに会話ができれば多少リラックスも与えられるでしょう。
高校生になったら自主性を尊重して見守る
高校生になると大分考え方もしっかりしてきます。先生、先輩との関係もさらに厳しくなっていきますので、保護者に対してもちゃんと敬語で話すようになります。
試合の応援の時もきちんとあいさつしてきます。部活動に対して子ども達自身で役割を担って仕事も分担しています。大事な公式戦の前には合宿をしてあえて保護者と子どもを遠ざけて集中させる様なこともします。
保護者として手がかかることも少なくなってきますし、保護者は保護者会での活動もメインになりますので一歩ひいて子供たちの自主的な部活動を見守るようなスタンスです。
まあ少し寂しい気もしますが、成長して親離れがはじまっているという事ですね。