阿部慎之助引退会見で泣いた記者は誰?名捕手が愛された理由は?
巨人一筋19年。名捕手であり大バッターの阿部慎之助選手が突如引退を表明しました。
25日には都内のホテルで引退記者会見が行われましたが、阿部選手の人柄がにじみ出ていて良い記者会見でしたね。
「泣かせたいんでしょ。泣かせるような質問をしてくれよ」という阿部選手への質問をした記者さんが、逆に感極まって言葉が詰まってしまうというシーンがありましたね。
人間臭くていいなぁって気になったのでどういう記者さんか調べてみました。すると他にも阿部選手がたくさんの番記者さん達に本当に愛されていたんだな。という事がわかりましたよ。
泣いたのは日刊スポーツの為田聡史記者
記者会見が始まって30分程の所で「日刊スポーツの為田です」と手をあげたのは為田聡史記者。
為田記者は阿部選手の4学年下で、2006年に当時26歳の阿部選手を沖縄・伊江島自主トレで初取材してから今年まで番記者歴13年。
2012年にジャイアンツが日本一を達成した時には1面原稿を執筆したり、2013年12月にはニューヨークで行われた松井秀喜氏と阿部選手の対談にも同行しています。
阿部選手との信頼関係は盤石っていう感じですよね。
為田記者の質問です。
「阿部選手を数年.取材をずっとさせていただいて自分自身もすごくいい経験になりました。ありがとうございました。年の始まりはグアムから始まり宮崎・・・ 」 と話したところで言葉に詰まってしまいます。
するとすかさず「お前が泣いてどうすんだよ!」という阿部選手の鋭いツッコミが。会場からは笑いが。なんかいいコンビです。
続けて「いろんな各地を回りながら宮崎で餃子だったり広島でつけ麺を食べたり北海道では炉端焼き、秋田では美味しいお米を食べたり、全国各地に阿部さんを応援したり、阿部さんの仲間という人たちを見てきたんですけど、今その人達に向けて何かコメントがあればお願いします。」
この質問を聞いただけで、阿部選手と為田記者がたくさんの思い出を共有しているのがわかって、なんだかこちらまで泣けてきます。
阿部選手はその答えとして
「そうだな。まだちょっとサプライズ的にこの引退を決断したところがあって、ちゃんと連絡出来ていない方もたくさんいるんですが、この場を借りて19年間という長い野球生活でしたが、たくさんお世話になったことを、厚く厚く御礼申し上げたいと思います。ありがとう」と返しました。
為田記者第2の質問
「ルーキーのデビュー戦に臨む阿部慎之助に、今の阿部慎之助がかける言葉を教えてください」
阿部選手
「そうだな。マスコミに負けるな!と言いたいね。それだけかな」
今度は為田記者が「できればもっと使えるコメントをお願いします」と逆ツッコミ
阿部選手「偉大な先輩方がたくさんいるなか、とにかく負けるな!と言ってあげたいですね。」
なにか普段の2人の関係性がすごく良くて選手と記者をこえた友情を感じますね。これが為田記者が感極まるのも当然だと思います。
そして為田記者。結構イケメンです。
スポーツ報知の番記者さんと阿部選手
スポーツ報知の北野新太記者は2006年、2007年と年巨人担当でしたが今は文化社会部で野球記者からは離れています。
3年ぶりに会っても阿部選手は「お~、北野じゃん!? 何でいんの!?」と笑って声を掛けます。「やっと状態が上がってきたけど…オレも40だよ。あちこち痛いよ」。現場を離れて10年以上たつ北野さんにもそのブランクを感じさせない気さくさで語り掛ける。そんな人たらしの部分があるんでしょうね。チームメイトの身内に不幸があれが必ずお線香をあげにいくという阿部選手。
石井さんの結婚式にも「~さん、北野君をよろしくお願いします。ちょっと頼りないトコあるけど」とビデオメッセージを送っているそうですよ。
引用:https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/hochi/sports/20190926-134-OHT1T50034
北野記者のあと、番記者になった水井基博さんは引退を決断した直後の阿部選手の涙を目撃しています。
ひと言目。「オレ、今年で辞めるわ」。大きな手で握手を求められた。全く、意味が分からなかった。ただ、阿部は目に涙をためていた。今にもあふれ出しそうだった。 「いや、本当に。ありがとう。マジだから。決めたから」。涙腺は崩壊した。原監督に現役引退を告げた、その日の夜。男はたまらず、泣きじゃくった。
引用:https://hochi.news/articles/20190926-OHT1T50017.html
会見は笑顔でしたが、その決断は本当につらいものだったのでしょうね。
グアムの恒例行事 報道陣のノック練習
サンケイスポーツで2015年から巨人担当記者の谷川直之さんはこう語っています。
阿部選手の年始はグアムの自主トレキャンプで始まります。そのキャンプでの初日の恒例行事がすごいんです。
休憩時間に阿部選手が新聞記者やテレビ局のカメラマン全員を守備につかせてノックをするんです。野球未経験者にはやさしい球を打っても、若手の経験者に容赦はなく、飛び込まないと取れない球を打って追い込む。
「バテたフリしてんじゃねーぞ!」としごかれますが、全員笑顔で泥だらけです。ノックが終わるとみんなの雰囲気が一気に温まるので、緊張していた新人記者も自由に取材ができるようになります。ファンと同様に報道陣も大切にしてくれました。
引用:https://www.sanspo.com/baseball/news/20190926/gia19092605020003-n1.html
こんなことされたら、報道陣・マスコミも全員阿部慎之助ファンになりますよね!やっぱり名捕手は周りに気配り・目配りのできるということですね。
記者会見の冒頭。「神妙だなみんな。ありがとうTシャツ着てくれて」というあいさつからして、阿部選手の場を和ませようという心遣いがわかりますよね。
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こんな阿部慎之助選手ですから、将来は巨人軍の監督としてもチームを常勝軍団にできると思います。