イギリスEU離脱を超簡単に説明!なぜ延期?理解を深める7つの疑問

      2019/10/29

イギリスのEU離脱が3度目の延期になりました。メイ首相からジョンソン首相に代わってもずーっとこの問題やってますよね。にもかかわらず、なんでもめているのか良くわからないまま、また延期?とか知ったかぶりのコメントを一人でしておりました。

分からないままというのも悔しいので、私なりに少し調べてみました。分かったことを超簡単にみなさんにシェアしますね。

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大前提!EUとは何?

EUはEuropean Unionの略で欧州連合と訳します。ヨーロッパの28か国が加盟していて、3つの決まり事で動いています。

(1)通貨をユーロに統合する
(2)EU内での人の往来の自由
(3)EU内での輸出入の制限をしない

ヨーロッパの国々は小さい国家も多く一国ではアメリカなどの経済大国に太刀打ちできないのでヨーロッパ全体で一つの強い国になりましょう。ヒト・モノ・カネが自由に動く単一市場を作りましょうというのが創設の理由です。

そもそもなぜEUを離脱するの?

イギリスはもともと経済的に弱かったわけではなく、一国でも経済大国と対等に経済活動ができるという自負がありました。ですが、EUに加盟していると貿易や経済など全てEUとして決定したことに従わなければならず、いろんなことを自分たち主導でやりたいという不満を抱えていました。

さらに(2〉の人の往来が自由というルールの為に、イギリスに大量の移民が集中しました。年間20万人移民が増えて、行政サービスや教育などの施設が混雑もしくは足りない状況になってきた。でも同じEUからの移民は制限できない。というジレンマが蓄積してEU離脱という機運が高まってきたのです。

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なぜ国民投票をやったの?

当時の首相はキャメロンさん、イギリス二大政党のうち保守党の所属でした。もう一つは労働党です。保守党は特にEUに不満を持つ議員が多く、キャメロンさんは党内をまとめるのにいつも苦労していて、政権運営も難しい状況に置かれていました。

それならば、とキャメロン首相国民投票という賭けに出たのです。国民投票でEU残留という結果が出れば、党内の不満分子を黙らせることが出来る。

実際、キャメロン首相はきちんと説明をすれば国民はEU残留を選択するだろうという自信があったようなのですが、結果はご存知の通り。賭けに失敗してしまいました。

EU離脱 イギリス 延期

 

なぜ離脱延期になっているの?

キャメロンさんの後を引き継いだメイ首相はEUと交渉して離脱協定案をまとめました。この協定案はイギリス議会で承認されると合意できるのですが、これまでに3度否決されています。

離脱協定案がまとまらないので、当初2019年3月29日の離脱期限を4月12日に延長。さらに現在は10月31日までに延長されています。

 

一番ネックになったのはアイルランド島にあるアイルランドと北アイルランドの問題。アイルランドは独立国でEUに所属したまま。アイルランドはイギリスの一部なのでEUを離脱。同じ島の中で国境が出来てしまうわけです。当然、貿易の際の関税もかかるようになります。

協定案は、アイルランド問題を避けるため、今現在、関税の面で大きな混乱はないのだから、当分はイギリスはEUの関税同盟にとどまり、もっと良い解決策がみつかったら移行するというものでした。

EU離脱後、発言権はなくなるのにEUの関税ルールには縛られてしまう。離脱強硬派にとっては到底認められるものではなかったからです。

メイ首相は議会との対立で追い込まれ、6月7日に保守党の党首を辞任。7月には首相も辞任しました。

合意なく離脱したらどうなるの?

EUの中では輸出入の時に関税はかかりませんが、EUから離脱すると世界標準の関税をかけなくてはならなくなります。今まで一つの国だった関係がいきなり外国同志のつきあいになるわけです。

自動車の部品がいきなり入って来なくなったり、輸出しても高い関税がかかって売れなくなったり、トマトは今スペインからノーチェックで輸入しているけど、今後は関税もかかるし、検疫も必要になるといった具合に経済活動に大きな影響がでます。

EU側も合意なき離脱は絶対にしないと言っているわけです。
 

さらにジョンソン首相ももめている理由は?

新たに首相となった離脱強硬派のジョンソン氏はメイ首相が真面目に議会と向き合ってきて上手くいかなかった姿をみて、議会を5週間、閉会してしまいました。議会の動きを封じようと奇策に出たわけです。

しかし議会を重んじるイギリスでは大問題となり、10月19日までにEUと合意できなければ離脱期限を来年1月末まで延長するようEUに要請するようジョンソンン首相に義務付ける法案を作りましたが、

「10月31日の離脱期限には、EUとの合意の有無にかかわらず、必ず離脱する」というのが公約だったジョンソン首相は断固拒否しました。

最高裁判所からはジョンソン首相の議会閉会に違憲の判決がでました。さらにジョンソン首相は議会閉会の理由に女王陛下を持ち出して大炎上となってしまいました。


 

今後はどうなるの?

ジョンソン首相は10月2日、EUにアイルランドの特例を含んだ修正協定案を提出。EUがこの協定案を受けなければ合意なき離脱だと迫りました。一方で来年1月31日にまでの延期が認めれられる可能性も残っています。3か月延長になればイギリス議会は総選挙に踏み切るといわれています。そうなった場合ジョンソン首相の再選も確実ではありません。

いずれにせよ混迷が続きそうです。素人からみても決定打がないように思えます。

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