すゑひろがりずがマリオ狂言のネタ・和風漫才をはじめた理由は?
M-1グランプリ2019のファイナリスト決勝進出者が決定しました!今年はM-1 決勝常連の和牛、ミキがまさかの敗退!決勝進出9組中7組が初出場という新たな顔ぶれのM-1になりました。
なかでもひときわ異彩をはなってますね~。すゑひろがりず。羽織姿で鼓をもってものすごく和風な漫才をするらしいですね。そんなすゑひろがりずのネタにせまってみます。
すゑひろがりずの結成 三島は天才だった?
2011年結成、今年8年目のすゑひろがりずはボケの三島達矢(34)とツッコミの南條庄佑(34)大阪NSCの同期コンビです。
コンビ結成前の三島さんはNSC入校して半年後にはM-1の準決勝のステージにたっていたそうです。先生からは一万人に一人の逸材と絶賛され、同じく速攻で売れたオリエンタルラジオの再来、「西のオリエンタルラジオ」と言われていたそうです。
そのままブレイクしなかったのは、三島さんいわく容姿が悪すぎた(泣)
その後トリオを組むことになった南條さんは三島となら速攻で売れると思ったそうです。

 
スーパーマリオの狂言ネタが大ウケ
すゑひろがりずネタは歌舞伎や狂言風の動作でお笑いをやるスタイルで、たしかにオンリーワンの芸風かもしれません。動画をみてみるとあの日本の伝統楽器鼓つづみって出囃子に最高に合いますね。
ポンポンポンってでてきただけでなにかにぎやかな感じになりますもんね。それとショートコントのオチのあとにポン!でウケちゃうような便利な楽器ですね。
M-1決勝に楽器を持ち込むのは2002年第2回大会のテツandトモ以来だそうです。
狂言的なさてもさても~というしゃべり方もそれだけでおかしいですよね。そもそも狂言って古代のお笑いみたいなものですから、日本人のソウルに振れやすいのかもしれませんね。
今回のM-1で爪痕を残せばお正月に最も相性の良いお笑いコンビで引っ張りだこのなりそうですが、M-1決勝ごでは生放送しか間に合いませんね。
和風漫才ネタをはじめた理由は?
すゑひろがりずの前は南條と三島の一文字をとって「みなみのしま」っていうコンビ名だったんですけど、当人いわく何のとりえもなくにっちもさっちもいかない状態で「もう解散だな」という状態まで行った時、
辞める前に自分達らしくないことをやってみようと挑戦したのが、様々な現代のテーマに日本の伝統芸能(能、歌舞伎、狂言など)を取り入れた和風コント漫才ネタだったんです。
すると 僕らが経験したことないくらいウケた! そうです。
芸人さんがキタっ!って感じるのはこういう時なんでしょうねー。
ネタがウケたその日に三島さんは着物を買いに行こう!一生このネタでやろう!と大盛り上がり!南條さんは一生は無理だろうと半信半疑ながら着物を買いに行ったそうですよ。
結果そのネタでM-1のファイナリストに上り詰めたわけですから、三島さんの直感は正しかったんですね。こういう一点突破のネタでいくって結構勇気がいると思いますけど、ハイリスクハイリターンでチャンスをつかみましたね。