アマゾン配達員の荷物放り投げ動画を現役ドライバーが考察!ストレスの原因は?
アマゾンの配達員の方と思われるドライバーの荷物放り投げ動画が拡散してますね。以前にも佐川さんのドライバーの動画が炎上しました。通販全盛時代になって物流が疲弊していると昨日もニューズゼロで特集されていました。
私も宅配便を配達する現役ドライバーなので、今回の動画をみてちょっと衝撃でした。彼のストレスの原因はなんだったのか?自分の経験も踏まえて考察してみました。
荷物放り投げ動画の内容は?
この動画はたまたまそこを通りかかった車のドライブレコーダーに記録されたものです。撮影者の車が住宅街の道を走行中、左側の路肩に駐車している軽トラックの荷台からドライバーが荷物を取り出して、道路をまたぐ放物線を描いて反対側の集合住宅の敷地に荷物を放り投げる瞬間が移されています。
道路をまたいでいるんですからかなりの距離を投げています。撮影者の車の走行する少し前を荷物が通り過ぎているので、タイミングがもう少し遅かったら撮影者の車に荷物が当たっていた可能性もある危険な行為でした。
玄関先への置配だった?
荷物はお客様へ直接手渡しか、宅配ボックスへ入れるが通常ですが、現在はお客様の不在の時間も多いため、お客様のほうから玄関の前とか車庫とかガスメーターとかお客様が安全と判断する場所へ荷物を置いておく。置配サービスも広がっています。
配達員は不在のお宅に何度も伺うという事が時間もかかりますし、ストレスになります。置配サービスは配達員からすれば、一度で確実に配達できますし、お客様も再配達の連絡とかに煩わされずに荷物が受け取れる、いわばwin-winの配達方法だと思います。
この動画はおそらく玄関先への置配だったのでしょう。この配達員は道路の反対側から集合住宅の玄関先へ荷物を放り投げたと推測できます。
置配のお客様は一度で確実に荷物をお届けできるので、配達員としては非常に助かるありがたい存在です。ですからこのお客様の荷物を放り投げるという行為はあり得ないです。配達員からすれば、むしろ感謝したいくらいなんですから。
配達員のストレスの原因は?
動画をみてわかるのは、この配達員が相当なストレスを抱えていらいらしてやっている行為だということですよね。
ドライバーがストレスなのは、1.不在が多く、宅配ボックスにも入らないほど大きな荷物。2.再配達の連絡が全くない。3.時間指定の荷物なのに不在。4.単純に物量が多い。などいろいろな要因が考えられます。
この配達員も上記の要因が重なってイライラしていたのかもしれません。そして慢性的に配達個数が多ければ疲労もたまるでしょう。しかしプロフェッショナルとして許される行為でないことは確かです。