桃田賢斗の診断結果・復帰予定と今後の試合は?東京五輪は間にあう?
2020/01/16
世界ランキング 1位で東京オリンピックバトミントン日本代表の最有力候補・桃田賢斗選手が、ツアー先のマレーシアの高速道路で事故に遭い負傷と言う衝撃的なニュースが飛び込んできました。
桃田選手の命に別状はありませんが、運転手は死亡、同乗していたコーチ・トレーナーも負傷と言う大事故です。とにかくご無事で骨折などもないという事は本当によかったですね。
それでも今後の試合日程やオリンピックにむけての調整、練習などに影響が出ることは
間違いないですよね。桃田選手のメンタル面も心配です。桃田選手の今後の試合日程を調べてみました。
桃田選手の診断結果とマレーシアの事故の状況は?
桃田選手を乗せたワゴン車は13日の現地AM5時ころ宿泊先ホテルからクアラルンプール国際空港にむかう高速道路で30トンの大型トラックと衝突。運転席が完全につぶれるほどの衝撃だったということですから、かなりスピードも出ていたんでしょうね。
AM5時だと桃田選手はじめ、同乗者のかたも眠っていたかもしれません。となると受け身なんかもとれませんから、怪我の状態がひどくなったという可能性もありますね。
運転手のかたはお亡くなりになって、桃田選手の診断結果は顎部裂傷 眉間部裂傷 唇裂傷 全身打撲。 あごと眉間と唇を切ったということですね。コーチの平山さんは歯を損傷したりトレーナーの松本さんは右腕を骨折という重症です。
桃田選手は自力で歩行できる状態で、順調に回復しているけれど経過観察のため今日は退院できないという状況です。

今後の試合日程と復帰予定は?
桃田選手は今回のマレーシアマスターズが終わって、そのままジャカルタで開催されるインドネシアマスターズに1月14~19日で転戦する予定でした。 ですが、桃田選手は下肢の炎症を訴えて、この大会は参加しないことになっていました。
続いてタイマスターズがバンコクで1月21日~26日の日程で開催されます。この大会もそれほどランクの高い大会ではないようですので参加は見送りと思われます。
シンガポールで2月11日~26日開催されるのがアジア団体選手権です。この大会は5月に開催される東京オリンピックの前哨戦となる国別対抗戦トマス杯の予選も兼ねていますが、この大会への参加も未定です。
3月10日~15日の日程でイギリスのバーミンガム市で開催される全英オープンがあります。この大会は古くから真の世界一決定戦とよばれ最も権威ある大会です。世界ランキングが高くなければ出場権が得られないので、東京オリンピックの前哨戦となる大会となります。
桃田選手は東京オリンピック代表入りが確実視されているので、当初から大会の参加予定を絞って全英オープンに照準をあわせていました。何といっても昨年に続いての2連覇がかかっています。
怪我の回復を待って、なんとしてもこの大会には出場して全英オープンで復帰すると思われます。日本代表の朴柱奉ヘッドコーチも「治療の経過を踏まえ、8週間後の全英オープン出場を目標に準備する」と名言しています。
回復までの期間は?東京オリンピックは?
顔の怪我は一週間程度で治る見込みだそうです。本人も追い風を感じるほど絶好調だった桃田選手。普段から怪我には細心の注意を払っていました。今回も下肢の炎症を感じていたので、続けて参戦するはずだったインドネシアマスターズを回避して帰国する途中で事故にあってしまいました。
日本に帰国後は精密検査と、メンタルのケアをメインに調整していくそうです。PTSD(心的外傷後ストレス障害)の危険もありますからね
東京オリンピックまで、あと6か月。通常に回復・調整できれば十分間に合う期間だと思います。
日本バドミントンのエース。この試練も克服して金メダルを目指していただきたいです。