部活の問題はなぜ起こる?チーム力とトラブル発生の相関関係とは?

      2018/07/01

部活動を運営またはサポートしていく中では、様々な問題・トラブルが発生します。

監督と選手の問題、子供同士の問題、保護者の間のトラブルなどなど深刻なものから瑣末な問題までいろいろ出てきます。

娘2人が小学校・中学校・高校のバレー部で活動していた経験から、どんなチームで問題が起こるのか考えてみました。

関東大会は常連で全国大会にも出場経験のあるいわゆる強豪チームに娘が在籍していたことがありました。

そのチームの第一目標は当然ながら勝つ事です。勝ち続けて全国大会に出場することです。

「勝ち続ける」ただこの1つのことにおいてブレがありません。監督(先生)選手(子供)保護者の全員が同じ方向をむいています。

熾烈なポジション争いがあり気を抜けばレギュラーから外されるという環境の中で、その他のトラブルが入り込む隙間がありません。

こういうチームでは問題の発生は少ないです。(もちろん多少はありますよ。全く問題のないチームはあり得ないと思うので)

勝つか負けるかが判断基準なので、とてもスッキリしているし理想の形だと思います。

県大会に出るか出られないかくらいのチーム力のチームはそもそも選手(子供)の力も未知数。監督(先生)の指導によってこれから強くなろうという過程です。

子ども同士のトラブルや普通の学生生活を送る上での問題はあるかもしれませんが、わが子に競技スポーツを体験させてきた保護者もそれほど多くないので、問題がこじれて深刻になるようなケースは少ないのではないかと思います。

厄介なのは県大会ベスト8ベスト16あたりを行き来するくらいのチームです。

県ベスト8といえば弱くはありません。かと言って強豪といえるほどの実力ではありません。

実はこういうチームが一番問題発生率が高い感じがします。なぜか?

子ども達の部活動への取り組み・勝利へのこだわりに温度差があると思うのです。

一生懸命練習して勝つために頑張っている子、弱いチームではやりたくないけど、そこまでキツイ練習はしたくない子など

向いている方向が一定ではないので、どうでも良いことが問題のきっかけになりやすいのです。

勝てない原因を自分に求めず、監督の指導不足、ミスをしたあの子のせい、やがて保護者ものっかって問題がどんどんこじれていくという場面を何回も見ましたね。

スポーツなのですから、勝つために最大限の努力をする。監督、選手はそこに集中し、保護者は監督・選手が集中できるようにサポートする。

それが徹底できれば部活動の様々な問題は減っていくと思います。

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