奥野敦士が転落事故からロックバンドROGUEで復活!桜井和寿の終わりのない歌がきっかけに!
ROGUEの奥野敦士さんって知っていますか?群馬出身のミュージシャンで、ロックバンドROGUEのヴォーカルでした。
爆報フライデーでMr.Childrenの桜井和寿さんとの交流が放送されるようですね。学生の頃良く聴きました。ライブも行きましたね。いや〜懐かしい。
ROGUEってどんなバンドだったのか?
ロックバンドROGUEは1982年に結成されたんですが、奥野敦士さんは元々ベーシストで音楽性の違いから脱退したヴォーカルの後を受けて歌を歌うようになりました。
私が知った時はもう奥野さんがヴォーカルでしたね。他にギター香川誠、ベース西山文明、ドラム深澤靖明の4人バンド。当時の王道編成ですね。
当時大晦日にニューイヤーロックフェスっていう年越しライブを内田裕也さんが毎年主催していてそこに出演していたのを見たのが初めてだったかな〜
ポップなメロディにあの奥野さんの独特の声が耳に残ってすぐにレコードを買い、ライブにも何回か足を運びました。
1987年にシングルリリースされた「終わりのない歌」はROGUEの代表曲となりました。伸びやかなサビのメロディは印象的でキャッチーでしたね。
1989年の日本武道館の単独ライブでは8000人を動員するほどの伝説的なバンドになりましたが、1990年には奥野さんのソロ指向が原因のひとつとなり解散してしまいました。

奥野敦士さんは転落事故で半身付随に!
奥野さんはソロの仕事でドラマやバラエティに出演するほどになりましたが、徐々に仕事が減って酒浸りの生活になってしまいました。
ギターの香川さんからROGUE再結成の話があった時は本当に嬉しかったのでしょう。生活を立て直し、解体のアルバイトをしながら夜は曲作りに没頭しました。
そんな矢先、奥野さんは地上7mの屋根の上から落下。大怪我を負ってしまいます。気づいたのは病院のベッドの上で身体の自由が効きません。
頸椎損傷で胸から下が全く動かなくなり、一人でトイレも行けない介護生活を送ることになってしまったのです。
このニュースを聞いた時はショックでしたね。好きだったバンドのメインのメンバーが半身付随になるなんて予想もしませんからね。
ギターの香川さんは奥野さんを誘わなければ事故に遭わなかったんじゃないかと後悔したし、奥野さんはROGUEの再結成が果たせなかった事の責任を感じていたそうです。
歌を歌うときに絶対必要な腹式呼吸が使えないため声が出せない。という絶望的な状況を必死にリハビリすることで改善しようとしました。
執念のリハビリ後、看護士さんにお腹を押してもらうと声が出せる事に気付いて、ベルトをグッと巻いて声を出せるようになったんです!
そしてルイアームストロングのこの素晴らしき世界を歌い動画を公開したんです。
Mr.Childrenの桜井和寿さんがROGUEの代表曲終わりのない歌を熱唱!
奥野さんの事故から4年後「ap bank fes '12 Fund for Japan」という音楽フェスに集まった16万人の前でMr.Childrenの桜井和寿さんがルイアームストロングを歌う奥野さんの映像とコラボし、ROGUEの代表曲「終わりのない歌」をカバーしたんですね。
これをたまたま目にした元ROGUEのギタリスト香川さんが奥野さんにROGUE再結成を持ちかけたんですね。
結果2013年23年ぶりにROGUEは復活して、奥野さんは7曲を歌い上げました。最後はやっぱり「終わりのない歌」
翌年2014年には再結成メジャーアルバムを発表し、2016年、きっかけをつくった桜井和寿とようやく「終わりのない歌」を共に歌うことが実現しました。
涙を流した奥野敦士さんは桜井和寿さんをROGUEの恩人と呼ぶそうです。