三送会とは? 最後のイベントにこめた指導者の思いはなんだったのか?
2018/07/01
小学校は6年、中学校は3年、高校は3年と在籍できる期間が決まっています。
頑張ってきた部活動にも必ず卒業する時がやってきますよね。
卒業する時に3年生あるいは6年生を後輩たちや、保護者、指導してきた先生達で送り出そう。
卒業生は3年間(6年間)を振り返って感謝の気持ちを表そうっていう会が三送会です。
三送会(さんそうかい)って聞いた事ありますか?
三年生を送る会 略して三送会です。
三送会は(小学生は卒業生を送る会ですが)部活を頑張ってきた子ども達そしてその保護者に対する祝福のイベントであり、お別れの会でもあります。
小中学生の時には、学校でやったりまたは公民館など公共の施設を使ってお茶やお茶菓子などリーズナブルな感じでざっくばらんに行いましたが、高校の時はホテルなど抑えて豪華な食事やアルコールなどもあり、服装もある程度フォーマルでオフィシャルな行事といった感じでした。
もちろんいろんな会のパターンがあると思いますが、外せないのは 後輩からの贈る言葉~卒業生の言葉~記念品交換~先生の言葉 あたりですね。
場合によっては保護者からのごあいさつもあります。
やはりメインは卒業生1人1人の言葉ですね。三年間の思いの詰まった言葉は聞いている者の心を熱くします。3年間でこんなに成長したかと思うほどしっかりと話します。
笑って話す子、こらえきれずに涙を流しながら話す子、先生や保護者への感謝、チームメイトへの思い、後輩へ託す言葉など聞いていると涙腺が崩壊しそうです。
いろいろな思いを乗りこえてきたチームメイトに対する言葉は素晴らしいです。とくにつらかったこと、つまり3年間レギュラーを取れなかった子たちの言葉はこちらの胸にささります。
実際、私は小学校、中学校、高校とすべての送る会で号泣しました。保護者としてご挨拶させていただく時に感極まってしまい言葉が出ませんでした。
単なる涙もろい親父だったのですが、子供と同様3年間応援してきた日々が終わるという喪失感を感じたものです。
後輩から卒業生には花束や何か月も前から制作した手作りの贈り物が贈られて、卒業生からはチームの備品をまとめて贈られるケースが多かったと思います。
最後に先生から卒業生1人1人に言葉が贈られます。その子のキャラクターや卒業後の進路や印象深いエピソードが語られます。
小中高の先生の言葉で共通していたのは、今まで頑張ってきたスポーツ(うちの子はバレーボールでした)を進学しても続けて欲しいという想いでした。
3年間(あるいは6年間)打ち込んできたスポーツを愛し続けていくという姿勢を最後に教えていただきました。