ボヘミアンラプソディ ネタバレ!ライブエイドは何故クイーンの伝説になったのか?
2018/12/01
ロック界のレジェンド、クイーンのフレディマーキュリーの自伝的映画「ボヘミアンラプソディ」が大ヒットしてるみたいですね!実在したロックバンドの映画が大ヒットするって結構珍しい事だと思いますね。
ヒットの要因はフレディ・マーキュリーの性的マイノリティーや孤独をきちんと描きながら、最後のライブエイドというライブパフォーマンスに昇華させて再現して見せたところだと言われています。
この1985年間に開催されたライブエイドは21分という短さながらクイーンの伝説のライブのひとつに挙げられています。どんなライブだったんでしょうか?なぜ伝説になったんでしょうか?まとめてみたいと思います!
ライブエイド1985ってどんなライブだったの?
ブームタウンラッツのリーダーボブ・ゲルドフの呼びかけで、「アフリカ難民救済」を目的に企画され1985年7月13日開催された20世紀最大のチャリティーコンサートなんです。
その趣旨に賛同した多くのミュージシャンが出演。イギリスのウェンブリースタジアムとアメリカのフィラデルフィア・JFKスタジアムで同時開催されたんですが、出演者の数と豪華さでは史上最大規模ですね。
しかも世界同時中継は世界84か国で放送され、イギリスとアメリカを交互に中継するかたちで12時間もの同時中継ライブが実現しました。
どんなバンドが出演したの?
イギリス ウェンブリースタジアム
ステイタス・クオー
スタイル・カウンシル
ブームタウン・ラッツ
アダム・アント
ウルトラヴォックス
スパンダー・バレエ
エルヴィス・コステロ
シャーデー
スティング
フィル・コリンズ
ハワード・ジョーンズ
ブライアン・フェリー
ポール・ヤング
アリソン・モイエ
U2
ダイアー・ストレイツ
クイーン
デヴィッド・ボウイ
フー
エルトン・ジョン
ワム!
ポール・マッカートニー
アメリカ JFKスタジアム
ランDMC
ブライアン・アダムス
ビーチ・ボーイズ
デストロイヤーズ
シンプル・マインズ
ジョーン・バエズ
プリテンダーズ
ケニー・ロギンス
マドンナ
ハートブレイカーズ
ブラック・サバス
REOスピードワゴン
クロスビー・スティルス&ナッシュ
ジューダス・プリースト
カーズ
ニール・ヤング
トンプソン・ツインズ
エリック・クラプトン
デュラン・デュラン
パティ・ラベル
ホール&オーツ
テンプテーションズ
ローリング・ストーンズ
ティナ・ターナー
ボブ・ディラン
いや、そうそうたるアーティストばっかりですね。これは12時間全部みたくなっちゃいますね。
クイーンのパフォーマンスはなぜ伝説と言われるのか?
1985年当時のクイーンはレコードのセールスが全盛期の半分くらいに落ち込んでいて、すでに過去のバンドと認識されていたかもしれませんね。メンバーはソロ活動が中心となり不仲説も言われていていつ解散してもおかしくない状態でした。
もともとはボブ・ゲルドフのオファーを断っていたものの、彼の熱心なアプローチに出演を承諾。出るとなったら、そこはクイーン。何日もリハーサルをして完璧な状態で臨みます。照明や衣装などのギミックもなし。演奏勝負です。
まだ昼の明るいうちの出演順というのも大御所の扱いではなく、決してメインアクトとして望まれていたわけじゃないんですよね。ウェンブリースタジアム7万5千人の観客はもちろん全てがクイーンのファンではありません。
ところが普段は終盤で演奏される「ボヘミアンラプソディ」をオープニングにもってきて観客の度肝をぬくと、そこからMCも挟まずトップギアで畳みかける全身全霊のパフォーマンスを見せます。7万5千人の観客を完全に掌握。わずか21分ながら歴史に残るライブとなったんです。
超大物ミュージシャンが多数出演する中で最高の評価を得たのがクイーンでした。後日イギリスのメディアが一斉に用いたフレーズがこれです。
Queen Steal the Show at Live Aid!
(クイーンがライブエイドで主役の座を奪う)
こうしてクイーンは解散危機を乗り越えました。ブライアンメイも「ライブエイドがなければ解散していた」とのちに語っています。その後はまた一線で活躍するロックバンドに復活したわけですね。
そうしてライブエイドがクイーンの伝説のライブと呼ばれるようになったんですね。