武豊に進路妨害されたボウマン騎手も過去に不注意騎乗で騎乗停止処分に!
武豊騎手が不注意騎乗で騎乗停止処分を受けてしまいましたね。12月5日、香港のハッピーバレー競馬場で行われた「インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ」での出来事です。不注意騎乗って競馬に詳しくない僕は初めて聞きました。どうやら後続の騎手の進路を狭めてしまったようです。そして後続の騎手ヒュー・ボウマン騎手も過去に不注意騎乗で騎乗停止処分を受けていたんですね。
不注意騎乗ってどういう事なんですか?
今回武豊騎手は最終コーナーで直後の馬に乗っていたヒュー・ボウマン騎手の進路狭めてしまったことが不注意騎乗と判断されたという事ですね。つまりわざとやると走行場妨害となり失格ですが、わざとじゃなくて他の馬の妨害してしまったようなケースを不注意騎乗と呼ぶ感じですね。
動画で見てもほとんどわからないレベルなんですけど誰がジャッジしてるんですかね?武豊騎手も不本意だったと思いますが、処分として4日間の出場停止を受けてしまいました。この出場停止の期間によっては、あの年末の有馬記念に出場できないんじゃないかと心配する人が多かったですが、出場停止期間は12月26日~30日の4日間に決定しました。有馬記念は12月23日ですから出場は大丈夫です。。良かったですね。
進路妨害を受けたヒュー・ボウマン騎手ってどんな人?
ヒューボウマンはオーストラリア出身で1980年7月14日生まれの38歳。 IFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表する2017年の「ロンジンワールドベストジョッキー」に選出された名騎手ですね。
お父さんがアマチュアの調教師だった影響でジョッキーになったんでしょうか?1996年の初勝利から成績を上げていきますが。2004年に違法薬物を使用したことで半年間の騎乗停止処分を受けたり苦しい時期も過ごしています。
以降はイギリス・香港・日本と世界をまたにかけてトップ騎手として活躍しています。日本では昨年2017年に佐々木主浩大魔神の馬に騎乗して見事ジャパンカップを制したのは記憶に新しいですよね。
レースに勝つと親指と人差し指を丸めて「She's apples」(全て順調という意味)のポーズをするんですが、すでに彼のトレードマークとなっているようです。
ヒュー・ボウマン騎手の不注意騎乗とは?
2018年11月6日、オーストラリアのメルボルンカップで2着になったマルメロに騎乗。 残り500m地点での不注意騎乗、ラスト100mからの過剰な鞭の使用、さらに規定斤量を500g超過しての騎乗と計3件の違反をおかして計35日間の騎乗停止処分を受けています。それにしても3件同時に違反するってすごいですね。なんか吹っ切っちゃったでしょうか?
この騎乗停止処分によりボウマン騎手はシュヴァルグランに騎乗してジャパンカップ連覇のチャンスを逃してしまいました。
今回武豊騎手の不注意騎乗の被害者が過去に同じように不注意騎乗で処分されていたというなにか因縁っぽいものを感じますね。