伊東恵元シンクロ選手の引退の理由!ソウル五輪の真実とは?

   

12月16日放送の「消えた天才」で元シンクロ選手の小谷実可子さんの天才パートナーが取り上げられますね。あのレジェンド小谷さんが「私のにないものを全て持っている」と断言するほどの天才。しかし何故か五輪の前にペアを解消している。そのパートナーは伊東恵さんといいます。

スタジオにあらわれたご本人を前に小谷さんが号泣していますね。どんなストーリーがあったのでしょうか?

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伊東恵さんプロフィール

伊東さんは1936年3月6日東京生まれ。5歳から水泳を始めて小学校2年生の時にその当時シンクロで活躍していた藤原姉妹の演技をみて感動しシンクロをスタートさせました。

1985年に1学年後輩の小谷実可子さんと初めてペアを組んで、パンパシフィック大会 デュエットで優勝。その後の日本選手権デュエットでも優勝を飾ります。

 

 

翌年1986年にも小谷さんとのペアで日本選手権を連覇して世界選手権デュエットでは銅メダルを獲得する活躍をみせました。この当時小谷実可子さんとの息もピッタリあっていたんでしょうね。

 

 

メダルのないメダリスト!ソウル五輪の真実とは?

ソウル五輪の選考大会を2位で通過した伊藤さんは小谷実可子さん、田中京(現在は田中ウルヴェ京)さんと日本代表としてソウル五輪に臨みます。
しかし伊藤さんは現地での規定演技予選では3位となってしまいます。

「規定上位2人でペアを組む」というチームの方針から補欠に回ることになりました。結果ソウル五輪本番には出場できなかったんです。成績は小谷・田中ペアがデュエットで銅メダル、小谷実可子がソロで銅メダルをシンクロチームは合計3つのメダルを獲得しました。

現地での記者会見では補欠の伊東さんも銅メダルを首からかけていました。しかしそれは、小谷さんから借りていたものだったんです。その段階では補欠にもメダルがもらえるが後になるという認識だったので、今は小谷さんの(2つの銅メダルのうちの1つ)をかりて記者会見に臨むことになったんですね。

「シンクロの補欠にはメダルを授与しない」というIOC(国際オリンピック委員会)とFINA(国際水泳連盟)の規定がわっかたのは少し経ってからでした。ちなみにバレーボールや野球はベンチメンバーにもメダルがもらえます。

結果として伊藤さんはソウル五輪でメダルを獲得することはできませんでしたがシンクロチームとしては銅メダル獲得というメダルのないメダリストということになってしまいました。

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引退の理由は?

五輪の記者会見では1人だけメダルがないのは可哀そうだ。という親切心からの借り物のメダルだったと思います。しかし帰国してからメダルを楽しみにしている周りの人たちにその都度メダルはないのだと事情を説明しなければならなかった伊東さんの気持ちは非常に辛いものだったと想像できます。

結果として伊東さんは8歳から始めたシンクロをこのソウル五輪を最後に引退します。五輪出場にむけてずっと張りつめていたものが切れてしまったのでしょうか?その後の4年間をまた1から頑張るというのは並大抵のことではありませんよね。そこまで気持ちの切り替えができなくても無理のないことだと思います。放送で何が語られるのか注目ですね。

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