順天堂大学塩尻和也は箱根駅伝2区で区間賞をとれるのか?
新年そうそう恒例箱根駅伝2019が開催されますね!青山学院大学の4連覇は達成されるんでしょうか?期待は膨らみますが、今回は順天堂大学のエース塩尻和也くんに注目したいと思います。
塩尻和也プロフィール
名前:塩尻和也 (しおじりかずや)
所属:順天堂大学
生年月日:1996年11月8日
身長:170cm
体重:54Kg
出身校:伊勢崎市清明高校(群馬)
花の2区と呼ばれてエースが集結するのはなぜ?
どの大学も好スタートをきりたいのでまず1区にはスピードランナーを持ってくることが多いです。その結果、1区では差が付きにくく団子状態で2区に突入することになります。すると各大学序盤のペースをつかむ為には2区の走者が非常に大事になってくるのです。
加えて2区は23.1Kmと1番距離が長く、終盤には権太坂があります。つまり距離が長くアップダウンの激しいハードなコースなわけです。実力と走力のある選手でないと上位に食い込むことができないため、各大学のエースが配されデッドヒートが繰り広げられるわけですね。
選手のコンディションによっては、思うような走りができず大ブレーキになってしまったり、反対に何人もの選手をごぼう抜きにして一気に順位をあげたりとドラマティックな展開が起こりやすいのも2区です。
この2区で区間賞を撮るという事は箱根駅伝の中での ベストランナーと言っても過言ではないと思います。
塩尻和也は2区で区間賞をとれるのか?
順天堂大学は前回シードを逃し、予選会から参加しています。それでも駒澤大学に次ぐタイムで8年連続60回目の箱根駅伝出場を決めています。そして4年生ラストイヤーの塩尻和也は4年連続2区を任されています。箱根駅伝予選会の個人成績は全体の2位(日本人ではトップ)でした。
歴代の2区の区間賞は外国人を除くと順天堂大学の三代(直樹)先輩の持つ(1時間6分46秒)がトップですが、塩尻はこの記録を在学中に更新したいという夢を持っています。
10000mの公式記録を各大学の2区走者と比較すると
順天堂大 塩尻和也 27分47秒87
青山学院大 梶谷瑠哉 28分52秒94
東洋大 相澤晃 28分17秒81 山本修二 28分50秒64
東海大 湯澤舜 29分13秒44
山梨学院大 ドミニク・ニャイロ 27分56秒47
と断トツの好タイムを保持しています。
2017年の箱根駅伝では8人抜きの走りをみせ、2016年リオデジャネイロ五輪では陸上男子3000メートル障害に出場。箱根駅伝参加選手の中では唯一のオリンピアンです。大舞台の走りも経験している塩尻和也がベストコンディションで走れれば、かなりの確率で区間賞を手にできるのではないでしょうか?