保護者から見た良い顧問悪い顧問。判断するにはここを見ろ!
2019/09/02
中学生・高校生にとって3年間お世話になる部活顧問の先生との関係はとても大切なものになります。
顧問の先生としっかりとした信頼関係があり、同じ方向を向いて努力ができればその3年間は素晴らしいものになるでしょう。
同時に保護者にとっても顧問の先生と良い関係が築ければの試合の応援や練習の見学に出かけるのも楽しくなります。
逆に信頼関係ができていないと些細な言動が気になったり、その結果顧問の先生にクレームを入れたりと問題に発展することもあります。
ここでは私の経験から信頼してお任せできる顧問の先生と、比較として、この先生のこんなところはクエスチョンだなぁという例を紹介して参考事例にしていただきたいと思います。
保護者から見た良い顧問とは?
まず子どもと保護者に対しての説明や言動に一貫性があり、ブレ無いことです。
「この部活動の運営方針はこうです」という説明が始めにあった場合はその方針どおりの指導、運営がなされているかみていけば良いですよね。
運営方針に関する説明がなかったとしても顧問の先生の普段の言動から頻繁に使う言葉があるはずです。その言葉に指導・行動が沿っているかをみていけば判断できると思います。
次に選手の起用法がシンプルであることだと思います。
指導者であればどの場面でどの選手を使うのかをいろいろ考えてメンバーを決めますよね?
それが公式戦で絶対に落とせない試合なのか、練習試合で選手を経験させながらいろいろと試す場面なのか。
公式戦なり練習試合なりを見たときに選手の起用法についていちいち説明を受けなくても(いちいち説明する顧問もいませんが...)そのメンバー構成について腑に落ちるのがよい顧問だと思います。
ミスやメンタル的におちた選手を外す時も問答無用ですが、そこは理由が明確なので見ている方もスッキリできます。
保護者とのコミュニケーションがある
これはマストではないのかもしれません。実際強豪といわれるチームではあえて顧問の先生と指導者との間に一線を引いているところもあるようです。
ただ私の経験からやはり頻繁に声をかけてくれる顧問の先生の方がやり易かったですし、チーム全体を応援しようという気持ちになれました。
祝勝会など、お酒の入る席もともにできれば、やはり人間同士ですから距離も縮まりますよね。
この先生からは「練習見に来てください」と良く言われました。保護者と関係を作ることが部活運営をスムーズにすることを良く理解されていたのだと思います。
保護者から見た悪い顧問とは?
言動・説明が不一致である場合多いです。
つまり良い顧問の真逆という事ですが、子どもの前でいう言葉と親の前でいう言葉が全く違ったり(もちろん全く同じである必要もありませんが)部活保護者会などの公で発言した言葉と個別に話すときの内容が違うなど。
とくに問題事が起きたとき、例えば選手同士のいざこざがこじれて親が出てきて..という場面で、個別にそれぞれの保護者を呼んで対応したため、あとからそうは言っていない。。そう意味ではない。。とさらにもめ事になるケースを何回かみました。
まぁ言動が一致しない人間はどんな社会でも問題になりますけど。
選手に対して暴言や人格否定の指導がある。
今は体罰の事実が公になれば一発アウトなので、体罰指導はあり得ません。代わりに人格否定ではないかと思える暴言などをよく試合会場では見聞きします。
顧問の先生もなんとか選手を奮い立たせようと熱くなった末のことだとは思います。技術的なことや、メンタル的なことで叱咤されるのは良いとおもいますが、「お前は暗い」とか「臭い」とかになるともう単なる人格否定の悪口です。
いわれた選手のモチベーショは決してあがりませんし、聞いている方も嫌な気持ちになります。体罰をしないとはいえこういう言葉を発してしまう顧問はNGです。
以上、何点か挙げましたが、言動・行動がぶれなく一致していて、子ども(選手)と保護者にたいして最低限のリスペクトを持っている先生が良い顧問だと感じます。
また、顧問の先生に納得できない事があったとしても、一方的にクレームを入れるのではなく問題解決のために双方で努力していくことが大切だと思います。